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はんなりおしやす わてにも付け文あったんや

  はんなりおしやす ワテにも付け文あったんやで
 
再び、はんなりおしやすを始めます。母の3回忌が近づき
またいろんなことを思い出してきました。母の姉たちは、何
事にも、秀でていてしかも相当の美形でしたから、年頃に
なると毎日のようにラブレターが袖に入っているので、一瞥
するだけで、ゴミ箱に捨てられていたそうです。それを面白
そうに見ようもんなら姉から”そんなしょうもないもん見る暇
あったら、縫い物の一つでも上手になりおし!”と一喝され
るのが常だったと言っていました。挨拶もそつなくこなし、気
もよくつくし、商売人の娘らしく気の利いたことも嫌味なく言う
姉に比べると、本音をチラッとドキッとするくらいのことをいう
母は兄弟からも、親からも怒られることのほうが多かったか
もしれません。その割には、キラリとする程の器用さも持ち合
わせていなかったようです。
 大勢の人間関係の中で、本音をいう面白さも末っ子の特権
みたいに身につけていくのです。そんな中でも、”わてにも2~
3通は付け文あったんやで”ということがありました。私が”その
なかの一人がお父さんやったん?”と聞くと、”違うがな。どっか
の職人さんの中から選ばれてお見合いや。そやから、付け文く
んは、さっさとゴミ箱行きや!相手にもされへん””付け文するよ
うなもんにろくな者いいひん”というのが、母の実家の考え方だっ
たようです。”それでも読んだんか?”と聞くと、”読んだけど
、しょうむない内容やった”と事も無げに言い放っていました。
私が、弟の結婚式に母と共に近くの美容院に行った時のことです。
そこの先生(みんながそういう習わし)が、私に”お母さんに似たら
よかったんや。お父さん似やねんね。”とこれもヅケヅケ言われて
しまいました。要は、母に似ればもう少し美しいということなのです。
でも、そう言われるほど、母は娘の私から見ても綺麗なのです。
 母の若いころの写真を見ても、ホントに美しいのです。母に言わ
せると、”こんな時分は、皆修正すんのんや!”というのです。
 何がほんとかわかりませんが、美しい兄弟姉妹だと思います。
叔父も叔母も従兄妹も美しく聡明だなあとつくづく思いました。
 私は、父親似です。(トホホ)
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はんなりおしやす 記憶にとどめたい

   記憶にとどめたい



 母が、亡くなる数ヶ月前、ホームへの訪問では、私の顔を

見れば『早う、家帰ろか』という代わりに『あんたの子供らも大

きなってそれぞれ、何の仕事してんのや。』と何度も繰り返し

聞くのです。私はひとりずつの名前を言いながら、長女は〇〇。

長男は〇〇で子供がいること。三女は〇〇で子供がいること。

それぞれの住まいと仕事と名前を行くたびに繰り返していま

した。三女の子供は母も会ったことがあるのです。長男の子

供は、まだ生まれたばかりで、連れてきたことがありません

でした。だんだんに食欲も衰えを見せ始めていました。以前

には、私が訪れると、なにか美味しいものを持参するのが

常でしたから、まずそれを食べてから、手をさすったり、話

を聞いたりしていました。それすら、しなくなって、目を上に

見張るような表情が多くなってきました。

 それからまもなく母は、ストンと食べなくなり、水分すら少な

くなりました。衰えは、誰の目にも、明らかになっていきました。

長男の子供もようやく2ヵ月になろうという時に母を見舞ってくれ

ました。母は、何度も繰り返し、目を見張るような表現をして、こ

の子を見た数時間後、母はあの世に旅立ちました。98歳でした。

このブログを書いている瞬間、胸に迫ってきました。勝手に大き

くなったつもりで、勝手な人生を生きてきました。何でも自分で決

め、何でも思い通り行動してきました。許されてきたんですね。

”いっぱい話したかった!”どんな人生だったか聞きたかった。

産んでくださって、有難う御座いました。今日まで、見守り信じて

育てて頂いて、ありがとうございます。今、思います。この頂い

た生命を喜んで生かしていきます。それが親孝行であり、生ま

れてきた証だと思います。これからも、見守っていてくださいね

。やっぱり、ありがとうございます。……。この”はんなりおしやす

”のシリーズは今日で終わります。読んでくださって有難う御座

いました。

はんなりおしやす あるもんのこっちゃ、ないもんの真似でけん

 あるもんのこっちゃ、ないもんの真似でけん


 私の長女が、小学校に入学するという時、着物か洋服か

迷いました。あとの始末が大変そうに思いましたので、気合

がいります。誰かに押されれば、着てしまえば何とかなるの

ですが……。そこで、合理主義の母に訪ねました。『入学式は

、着物か洋服か迷ってんねんけど、どう思う?』すると母は

、『そらあんた、あるもんのこっちゃ、ないもんの真似でけ

ん。』と即答でした。また面白い表現です。”あるんだから

、着たらいい”ということを皮肉な表現で、ないものの真似

はできないとは……。

 母には、独特の価値観と表現があります。これは、他人も

含めた大家族の中で、いろんな立場の人間がいて、その上に

京都独特の価値観とが入り交じって、形成されてきた価値観

でした。広さはあったものの、母屋に本宅の家族と職人さん

10数名離れにお妾さんの家族という複雑な状況です。それを

兄に言わせると、明治の商売人で金のある家は、あたりまえ

やったというのです。私は、これも理不尽でストンと腑に落ち

ない話に思いました。”何かが違う”と心のなかで音がしまし

た。私は、自由と平等精神を学校で学び、理不尽だと思うこ

とには、無我夢中で行動によって、対抗してきたものですから、

 それが時代の趨勢だと言われても、素直に受け取れずにい

ました。よく兄に『お前は、自分だけは、正しいと、思っているや

ろけど、そんなことでは、世の中は通用せえへんのや』と、た

しなめられてきました。そのたびに頑固さは強化され、信念と

呼べるものに変化してきたと思います。物分りの良い兄も私の

”抵抗勢力”でした。ごめんなさいね。 

はんなりおしやす 母は、クイズ王

     母は、クイズ王

 母は、常日頃から、”わては、不熟でっさかい

。あんたらで、頑張ってんか!』という人でしたが、意外な

ことを発見しました。母のところに行ったとき、うちの子供

たちと、たまたまクイズ番組を見ていました。母は、次々

とクイズに答えて正解していました。子供たちが、『すっ

ごお~い!おばあちゃんって。みんな正解や。クイズに

出たらええねん。いっぱい賞品もらえるんと違うか』とい

うと母は、『そんなことはただの知識だけのもんや。しょ

うもない(つまらん)。ホンマに賢いもんは、世の中に役

立つ知恵を活かすことや』と言って、さっさと食事の用意

にかかりました。ご飯になっても子供たちが、『おばあち

ゃんは、クイズに出たら絶対いけるんちゃうか!』と言っ

て、話題が集中しました

母は、『クイズが出来たかて、なんにもええ事ない。これ

は、ただの娯楽と一緒や。そんなことに興味持ってんと、

手に職つけたり(技術)、世の中に役立つこと、考えよし!』

とパシッと、たしなめられていました。母の兄も姉も、優秀

であらゆることができたそうです。母だけは、そこそこにし

かできないので、学校でもあらゆるお稽古事でも、比べら

れ阻害感をもって生きてきたようでした。そのことも影響し

てか、自分の力量を低く見積もる傾向があったかもしれま

せん。

 そのことと技術を商売にしてきた家系がたたって(笑い)

”不熟でっさかい”というのでしょうか?でも、クイズを見て

いる母は、得意そうで、愉しそうでした。我が家の”クイズ

王”に違いないのです

はんなりおしやす 女の子一人生んどいてよかったわ

  女の子一人生んどいてよかったわ
 母の実家は、職人さんをおいて、子供たちも

それぞれが担い手として、商売をもり立てていき、嫁に行

く女の子は、仕込んでも損になるという考え方でしたから、

母もご多分にもれず、私に『女の子は、育てても損や』と言

っていましたから、なんとなく阻害感を感じていました。

 しかしながら、母も高齢者の列に加わるようになったある

日『わては、女の子一人生んどいてよかったわ!』と嬉しそ

うに言うのです。私は、『そやなあ。細かいことでは、女の私

のほうが、頼りになるかもしれんな』と冷静に答えておきま

した。内心は、嬉しくもあり、そんな価値観などでは振り回

されない私の強さを育ててくれた母を”反面教師”として、見

てきたのでした。人生はあらゆることが、豊かさの種になる

と 思い、目の前に起こる出来事を、私の個性を活かすに

はどうすればいいのか悩みもし、それがバネとなって、研究

をしてきたのです。ちょっと、大げさに言えば、”心磨きは飛

躍の踏み板”いわゆる跳び箱の板なのです。縁あって親子

として、こうして共に生きるなら、お互いが”ありがとうね。”と

言える関係になっていきたい私です。宗教書も心理学も脳科

学、免疫学さえ、”ありがとう”の効能を解く時代になってき

ましたが、心から深く感謝できる関係を日々の暮らしの中で

築く以外にないなあと思います。”はんなりおしやす”の実践

でしたよ。お母さん、ありがとうね。
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Author:ぴのこ234
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治る力の市川加代子
勇気と希望と元気の源
台所はくすり箱

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